〈旅・心の準備〉

このページでは、皆様に少しでも楽しく、安全にご旅行していただけるよう、バス子が気づいたあんなこと、こんなことをお伝えさせていただきます。

◎持ち物

観光で持ち歩くカバンは両手があくものを。      特にピンチョスの食べ歩きは両手が使える方が便利です。

ご旅行の際はショルダーバック(肩から斜めにかけられるバッグ)をご使用の方が多いと思います。それがいいと思います。理由は特に3つ。①トイレはカバン掛けのフックがない場合が多いので、両手があくように肩から掛けられる方が良い。②ピンチョスを食べ歩く場合、自分で料理と飲み物を移動させる場合が多いので両手があいてるほうが断然便利。③肩から斜めにかけて自分の前の方で持てば、スリに遭う確率も下がる

 

①に関しては、ショルダーバッグでも邪魔になるのですが(^_^;)、ハンドバッグよりは対処のしようがあるという感じです。

 

リュックサックなら、知らない間に背中でファスナーを開けられていることがあるかもしれませんので、リュックサックを持つなら自身の前側で持つことをおすすめします。

気になる方は「お手拭き」必須!

パンは手で食べますが「おしぼり」は出ません。

ピンチョスはナイフとフォークが付いてくることも多いのですが、普通に食事をしたときはパンが出てきます。その際、手でちぎって食べますが、基本的におしぼりのようなものは出てきません。コロナウイルスの出現により、バルの入口などに手の消毒液などが置かれていた時期もありましたが、今はほとんど見かけません。ですので、気になる方は「ウエットティッシュ」や「ハンドジェル」を常備されるのが良いと思います。

 

バス子はお手拭きなしではパンを食べたくないというくらい「ウエットティッシュ命」なところがありまして(^_^;)

スーパーで「あっ!ウエットティッシュだ!」と思っても、実はそれは「メイク落とし」であることが多く(メイク落としはたくさん売ってます)、ウエットティッシュを見つけるのに時間がかかります。ですので必要な方は日本から持参されるのが良いと思います。

  

◎「ここだけの話」なトイレ事情

ご存じの方も多いと思いますが、外国のトイレは日本に比べると「・・・(^◇^;)(~_~;)(>_<)」なトイレが多いです。スペインも例に漏れずです(^_^;)。日本に帰国した際は、本当に日本のトイレはどこに行ってもきれいに掃除がされていて、とてもありがたいです。それに引き換えこちらのトイレは、ぶっちゃけ、「どうやったらここまで汚せるんだろう?」と思うものに出会うことも少なくなく、いつもバス子の外出のネックになっています。

 

「困るトイレ」のパターンとしては主に2通りです。①使う人のマナーが悪く、実際に汚れている。②扉が閉まらない、鍵が壊れてる、便座がない、水が流れない、めちゃくちゃ狭い、など設備の問題。

 

日本からのツアーでスペインにいらっしゃる場合は、レストランなど、きちんとしたところを旅行会社が選んでいると思いますので、トイレも特に問題はないと思います。個人旅行でいらっしゃる場合は、若者が集まるバルなどに行くと上記のような「困るトイレ」に当たる可能性が高くなります。

 

また、イベントの際の仮設トイレは本当に最悪です。トイレそのものの汚さもさることながら、用を済ませた後に手を洗う場所がない、なんて普通です。ですので、ハンドジェルを携帯しておくと良いでしょう。

 

 街の中でトイレが必要になったら、バルに入るか、デパートやショッピングモールのトイレを使用するということになります。バルに入ったらトイレだけ借りるわけにいかないので、何か注文(飲み物になりがち)することになり、飲んで、また暫くしたらトイレに行きたくなる、の循環に(^_^;)。

外観が小綺麗なバルは、トイレの手入れも行き届いている確率が比較的高いです。

 

観光に行くときは、外出直前に宿泊しているホテルなどでトイレを済ませて出かけるようにしましょう。

 

トイレの電気が自動で消灯し、焦ることも(^_^;)

バルでトイレに入ると、一定の時間が経過すると電気が自動的に消灯する場合があります。急に真っ暗になって焦ることも度々です。この場合、再度スイッチを押さなければならない場合と、手を大きく動かしたりすることでセンサーに反応して再度点灯する場合があります。

 

その時々で対処するしかないのですが、せめて心の準備だけでも・・・

◎バルでのお会計、最近「ぼったくり」も増加傾向に。

最近、ホテルのレストランで高額な値段を請求された人がSNSで不満を述べていらっしゃるのを目にしました。「こんなに高いスペインオムレツ、信じられない!」といった内容で、スペインの人も含めて、このような観光客の不満を目にすることがしばしばあります。とりわけサンセバスティアンで多いようです。やはり観光客が多いサンセバスティアン。地元の人と観光客で値段を分けているところもあるようです。ピンチョスは値段が示されていないことも多いのでちょっと困るのですが、思いもよらぬ高い値段を請求されないためには、注文する前に値段を尋ねるのが一番です。スペイン語がわからなくても、観光地ならおそらく英語で聞けば英語で答えてくれると思います。

 

バルでピンチョスを頼む人は、たいてい値段を聞かずに「これとこれとこれ」と頼むので、事前に値段を聞くのはちょっと野暮な感じもするというのが正直なところですが、バス子もサンセバスティアンでは「このピンチョスはいくらですか」と都度尋ねました。サンセバスティアンのバルの店員さんは最近の悪い噂を知ってか知らずか、「まあ、値段聞かれても仕方ないか」といった諦めの表情で答えてくれました。

 

もし事前に聞くことができなければ、お会計時になるべくレシートをもらうようにしましょう。レシートは正規の値段でもくれないことも多い(お客さんももらってもそのまま置いて帰ることも多いので)ですが、値段を誤魔化している場合は言い値のためレシートをくれません。

 

「お会計お願いします」という際に「レシートください」と言って、レシートをもらうようにしましょう。レシートは英語の「Ticket」を「ティケッ(ト)」と言うことが多く、「Ticket, por favor(ティケッ(ト)、ポル ファボール」となります。